~ユネスコ記憶遺産登録をめざして~
日 時 平成27年6月25日 13:30~
場 所 当所 ホール
講 師 NPO法人舞鶴・引揚語りの会 理事長 谷口栄一氏
出席者 18名
内 容
昭和20年9月軍港だった舞鶴港は一転して引揚港に指定され、帰国者の受け入
れを開始しました。
引き揚げのまち舞鶴の講演をNPO法人舞鶴・引揚語りの会理事長谷口栄一氏に
お願いしまして、ユネスコ記憶遺産登録をめざしてのお話をスライドを見ながらしていただきました。
岸壁の母・妻モデルとなった話、舞鶴市民の果たしたこと、婦人会の方々の温かい湯茶と炊き出し
による接待、引揚船の出迎え、小学生の慰問活動など、母なる国の代表として献身的な奉仕を行い
ました。シベリアでの過酷な重労働、三重苦(強制労働・極寒・飢え)等、大変なご苦労をされてやっと
の思いで祖国へたどり着いた人々。この先人たちの精神力を忘れてはいけない。
終戦から70年経とうとしている今、戦争体験者・引き揚げ体験者そして抑留体験の方々がご高齢と
なられ、この歴史的事実を次世代へ語り継ぎ、平和の尊さ、命の大切さのメッセージを伝承していかな
ければならないと思います。
荒井 晴美
谷口氏講演の様子